リスパダール錠

リスパダール錠のすべて



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特徴

 

非定型精神病薬に分類される抗精神病薬の1つとなり、ヤンセンファーマより製造発売されています。1996年に発売され非定型抗精神病薬の分類の中で一番古い薬となります。

 

SDA(セロトニン ドーパミン アンタゴニスト)に分類され、セロトニン受容体(5-HT2受容体)遮断作用とドパミン受容体(D2受容体)遮断作用により効果が発現されます。

 

・5-HT2受容体遮断 ⇒ 陰性症状を改善
・D2受容体遮断 ⇒ 陽性症状を改善

 

リスパダールのD2受容体遮断作用はかなり強く、陽性症状を改善する効果はかなり高いものとなっています。しかしながら高用量では錐体外路症状の副作用が出やすくなるといわれています。実際に添付文書上の最大用量である12mg/日に増やした患者さんで副作用が急に発現し中止となった事例が過去にありました。

 

通常であれば12mgという高用量の方はほとんど見られなく、2〜6mg/日の方がほとんどとなっています。

 

 

 

非定型精神病薬とは?

 

第2世代抗精神病薬とも言われ、陽性症状と陰性症状のどちらにも効果がある抗精神病薬の事になります。

 

*陽性症状:妄想、幻覚等
*陰性症状:やる気無、感情鈍麻、無関心等

 


 

 

同じ非定型抗精神病薬であるセロクエルでは高プロラクチン血症が起こりにくいのですが、このリスパダールでは高プロラクチン血症が起こりやすくなっています。

 

 

 

高プロラクチン血症とは?

 

脳内の下垂体前葉から分泌されるホルモンの1種になり、このホルモンの血中濃度が25ng/mlより高い値になる事をいいます。
これにより乳汁分泌、無月経、生理不順、性機能障害(勃起障害、射精障害)、性欲低下などを引き起こします。

 


 

同時に錐体外路症状の副作用も非定型抗精神病薬の中で一番起こりやすく、これはD2受容体に対する親和性が他の抗精神病薬に比べてリスパダールは特に強い事に由来しています。
*リスパダールはD2受容体に対する結合力が強く、一度継続すると結合している時間が非常に長い為。

 

 

 

効果効能

 

統合失調症
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

 

*小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性は2016年2月適応追加。

 

副作用

 

主な副作用としてアカシジア(4.95%)となっています。次いで不眠症(4.11%)、振戦、便秘等の発現があります。副作用の中でも重篤なものである悪性症候群は0.15%となっています。

 

また女性なら誰でも気になるであろう体重増加の副作用については、起こりやすくなっています。

 

注意点

 

服用量の増量により錐体外路症状が発現する可能性が高くなるといわれています。

 

離脱症状・断薬

 

急激な断薬により起こる、不安、浮動性めまい、興奮、悪心、頭痛症状などを離脱症状といいますが、リスパダールの急な断薬で起こりえるものとなります。

 

妊婦・授乳婦

 

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する事となっています。

 

妊娠後期の服用により新生児に哺乳障害、振戦などの離脱症状や錐体外路症状が現れたとの報告もあるようです。

 

薬価

 

 

規格 薬価
リスパダール錠1mg、OD錠1mg 28.7
リスパダール錠2mg、OD錠2mg 50.3
リスパダール錠3mg 69.3
リスパダールOD錠0.5mg 15.5
リスパダール内容液1mg/ml 0.1% 28.7
リスパダール細粒1% 247.8

*H28年4月変更薬価(次回はH30年4月予定)

 

ジェネリック医薬品

 

ジェネリック医薬品(後発医薬品)も下記以外も多数発売されています。

 

メーカー 医薬品名
小林化工 リスペリドン錠1「MEEK」1mg
沢井 リスペリドン錠2mg「サワイ」

 

*ジェネリック医薬品の値段を調べたい場合はコチラのサイトを参考にして下さい。

 

 調べ方は先発品名称(リスパダール)を入力し表示された右側にある「同効薬リスト」を
 クリックして下さい。ジェネリックがある場合はジェネリック医薬品の価格が出てきます。

 

 

 

リスパダール錠詳細

成分名 リスペリドン
剤形・規格 錠剤/1mg/2mg/3mg/OD0.5mg/OD1mg/OD2mg 液剤/0.1% 細粒/1%
効果効能・用法・用量

リスパダール錠
統合失調症

 

通常、成人にはリスペリドンとして1回1mg1日2回より始め、徐々に増量する。維持量は通常1日2〜6mgを原則として1日2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、1日量は12mgを超えない事。

 

警告 特になし
禁忌 昏睡状態患者、中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者、アドレナリンを投与中の患者
原則禁忌 特になし

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